スウェーデンのトラッドグループ「ヴェーセン」、7度目の来日公演。 主旋律を奏でるのはスウェーデンの伝統楽器ニッケルハルパ。セカンドメロディを奏でるヴィオラ、すべてを支える12弦ギターの組み合わせで新しいスタイルで伝統音楽を奏でるヴェーセン。

東京でのツアーは、「時」をテーマとした3つの会場でおこなわれる。白亜紀の恐竜が眠る夜の博物館、大正期の異文化折衷の仏教建築、現代の美意識・モダニズムの空間-複雑に影響しあいながら変化していく出来事の中で、時の変遷を体現する記録係のような化石や空間が今回の会場。約6500万年前、約100年前、そして現代・・・ヴェーセン、東京にて「時」と遊ぶ。さあ、どこで聴くか?



ヴェーセン バイオグラフィー

本来ヨーロッパの伝統音楽は1つの単純なメロディによる演奏が基本で、複数の演奏者で 演奏されるときもユニゾンで演奏されるのが一般的だ。
ポップミュージックやジャズ音楽の影響で、それにハーモニーやコードをつけたりするようになったのは 近年になってからのことである。
その新しいスタイルをさらに自由かつ高度に複雑なアンサンブルへと昇華させたのが ヴェーセンだ。

主旋律を奏でるスウェーデンの伝統楽器ニッケルハルパ。それに呼応しながらセカンドメロディを演奏するヴィオラ。
すべてを支える12弦ギターは、1ストロークごとに不思議なコードを次々と生み出していく。
過去にはクロノス・カルテットのレコーディングに参加するなど、クラシック/古楽ファンにも おすすめのグループ。今回7度目の来日。


MESSAGE FROM THE MUSIC PLANT

2004年の初来日から、今回が早くも北欧を代表する伝統音楽グループ、ヴェーセンの7度目の来日となりました。
果たして毎回足を運んでくささる熱心なお客様に飽きられないように、
そしてメンバー自身も楽しめるように、いったいどんなツアーを制作したら良いのか。

それはツアーをプロデュースする立場において、一番苦労する悩みであり、
しかしながら、一番ロマンチックで楽しいワクワクする部分でもあります。

過去いろいろなライブハウス、コンサートホール、お寺などでも演奏してきた彼らですが、
特に最近のツアーではPAの無いの生音での公演を多く行ってきました。
マイクやスピーカーを排除することで、バンドから直に発生する音と、演奏している
場の響きというものが、毎回これほどまでに違うのかと感動させられたものです。

ヴェーセンと出会うまでの私は、伝統音楽グループをロックバンドみたいに音を大きくして
熱さやかっこ良さを全面に打ち出して売り出すのが良いと信じてきました。
今でもそういう売り方をしているバンドはいくつかあります。
しかしヴェーセンと一緒に長く仕事をしていく中で、
彼らのもっている包容力やアンサンブルの妙は、
生音だからこそ活かされるのではないかと、最近は強く思うようになったのです。

ヴェーセンが、その実力をもっとも発揮できる場所はどこか。
環境や周りの壁の材質にいたるまで、生音でコンサートをやれば、それは大きく作用します。
そしてメンバーが自分たちの音楽を通して、皆さんに伝えたいことはいったい何なのか。

今回、そんな中、東京のあちこちでユニークな公演を展開されている都市楽師プロジェクトさんとの
幸せな出会いがあり、ヴェーセンのために、あまりも独特でインパクトのある3つの会場が揃うに至ったのです。

おそらくそれぞれの会場で聞くヴェーセンのサウンドは、相当異なって聴こえるに違いありません。

これら東京の不思議な空間が彼らの音楽と共鳴し、皆さんを遥かな時間の旅へと誘うことでしょう。
この貴重な機会をお見逃しなく! 

ぜひご来場ください。

THE MUSIC PLANT
野崎洋子


MESSAGE FROM 都市楽師プロジェクト

「その場らしさを際立たせる音楽」という切り口で、
都市楽師プロジェクトは、多種多様な音楽家と協働して街や建築の魅力を体感することを目的としたプログラムを創ってきました。

コンサートホールのために創られ、固定した空間でこそ活きる音楽ではなく、
都市を飾るため、宮廷で楽しむため、民衆の中にある音楽など、かつて多様な文化と共にあった音や音楽のあり方に思いを馳せつつ、
鳥の鳴き声や木々の風に揺れる音、都市の雑踏さえもふくみながら、音を契機として空間の魅力に意識を指向していく非日常の実験。

スウェーデンという土地に根差した伝統と、世界に流布したものの組み合わせで世界を巡るヴェーセンを、
「その場で音が奏でられるからこそ感じられる魅力」として体感していただければ幸いです。

都市楽師プロジェクト
鷲野 宏


「ヴェーセン東京ツアー2013」チラシPDF(2.02MB)


ヴェーセン、東京にて「時」と遊ぶ-万物は流転す。

日程: 2013年5月16日(木)〜18日(土) 
会場1: 国立科学博物館(16日)
会場2: 求道会館(17日)
会場3: 代官山ヒルサイドプラザ(18日)
料金: 全席自由 6000円
主催: THE MUSIC PLANT
共催: 都市楽師プロジェクト

※チケットお取り扱い:THE MUSIC PLANT のページに移ります。
  (開催日直前につき、当日清算のご予約のみ承っております)

<お席の状況>
 国立科学博物館:満席御礼
 求道会館:まだ余裕あります。
 ヒルサイドプラザ:残席僅少