日本橋川に架かる名橋たちを、音をキーワードに味わう非日常の「船上の音遊び」。「名橋たちの音を聴く」と題して、音楽家と共に船に乗り、都市空間の響きに耳を澄ますことで、刻々と変わる「都市環境」と「音楽」の複雑な交流を楽しむという、一風変わった時空体験を目指してきました。

400年の歴史ある江戸の運河、明治期の西洋化の流れを体現したルネサンス風の日本橋、高度成長期の高架高速道路・・・日本が体験してきたそれぞれの時代の価値観がビジュアルに積層した景観をもつ日本橋川。この運河をめぐる「船上の音遊び」の乗船者たちは、船という普段とは異なる視点と音・音楽の刺激を通じて、歴史ある日本橋という都市を、より繊細に、より鮮やかに体感することになるでしょう。 ぜひ、非日常の「船上の音遊び」をご体験ください。

都市楽師プロジェクト・鷲野 宏 

 


   

音楽家とともに船に乗り、音をきっかけにまちを味わう非日常の「船上の音遊び」。 日本橋では11回目となる「名橋たちの音を聴く」…今回は、ルネサンス期の歌唱法が産み出す「3つの男声」とまちが産み出す「都市の息遣い」との「音の連なり」をきっかけにして、歴史が積層した日本橋の空間を皆さんとともに深く感じてみようかと思います。ニホンバシの空間がもつまちの響きから、都市の景観と歴史を探ってゆく「船上の音遊び」。

出演:
     辻康介(声楽・語り/声楽家)
     福島康晴(テノール)
     阿部大輔(バス/バリトン)
     鳥越けい子(まちの音遊び解説/青山学院大学教授) 
     鷲野宏(まちの意匠解説/都市楽師プロジェクト主宰)

日時: 2015年5月2日(土)
     第一便 10:30-11:40
     第二便 14:30-15:40 ※二便目は残席僅少(4/30現在)
     第三便 16:30-17:40 
     (各70分程度を予定しています)

会場: 日本橋川を漂う船の上 (乗船場所:日本橋船着場)
    今回は日本橋上流側〜江戸橋下流側を運行予定。
定員: 各便30名 (お申込み先着順) 
参加費: 4,000円  ※雨天・荒天中止(前日判断)

都市楽師プロジェクト「名橋たちの音を聴く」





辻康介 (声楽家)
1600年頃のイタリア音楽を中心に様々なジャンルの音楽を歌い、イタリア語歌を独自訳の日本語でも歌う。主宰する三つのユニット「ビスメロVisMelodica」「ネーモー・コンチェルタートnemo concertato」「南蛮ムジカ」での活動を中心に、「ジョングルール・ボン・ミュジシャン」などで歌う。「辻康介の体感音楽史:中世の移動ド」講座には数多くの受講生が集まっている。声楽を牧野正人、クラウディオ・カヴィーナらに師事。国際ロータリー財団奨学金でイタリアに留学、声楽の他にも古楽の理論的基礎を学んだ。国立音楽大学楽理科卒。

福島康晴
福島康晴(テノール・指揮者・作曲家)
東京音楽大学大学院作曲科修了。大学院修了後バロック音楽に傾倒し、声楽を牧野正人氏に師事する。2006年にイタリア留学を決意し、声楽をA・ジャネーゼ、V・マンノ、B・M・カゾーニの各氏に師事する。 またイタリア・ミラノ市立音楽院において「ルネッサンスのポリフォニー」をD・フラテッリ氏の下で学び、ミラノ大聖堂の楽長であったM・グランチーニ(1605-69)の論文とコンサートにより満点・褒賞付きで修了。 その後、自らアンサンブル・グランチーニを結成し、イタリア公共放送ラジオ”Rai 3”にて生演奏を行う。 これまでにイタリアで多くのバロックアンサンブルと共演する他、バロックオペラの出演も多い。2012年12月に完全帰国し日本での活動を再開する。2014年にはALMレコーズより発売された『A.ステッファーニ:2声のための室内カンタータ集』に参加。またイタリア・バロック音楽を専門に演奏するプロフェッショナルな団体、エクス・ノーヴォ室内合唱団を設立し、指揮活動も精力的に行っている。
阿部大輔
阿部大輔 (バス・バリトン・尺八奏者) 
尺八を眞玉和司に、声楽を成田博之に師事。 尺八では古典本曲(虚無僧の吹いていた曲)や現代音楽を主に、声楽ではドイツ、イタリアのバロック期の宗教音楽を中心に演奏している。 むつのを、オーラJ、ヨハン・セバスチャン・カンマコーア・ヨコハマ、Vocal Consort Tokyo、EX NOVO他、声楽アンサンブル等で活動。 横浜国立大学教育人間科学部 地球環境課程卒業。 NHK邦楽技能者育成会第51期卒業。
鳥越けい子
鳥越けい子 (青山学院大学教授・芸術文化学博士) 
日本各地の音文化の調査研究をおこないつつ、「サウンドスケープ(音の風景)」から「形あるもの・見えるモノを超えた環境」をテーマに、生活文化の継承や伝統文化の新たな活用を視座に入れたまちづくり、環境をめぐるデザインから保全に至る各種のプロジェクト、都市をフィールドにしたワークショップを展開している。専門は、音の環境文化学、環境美学、音・音楽とまちづくり。聖心女子大学教授を経て、現在、青山学院大学総合文化政策学部教授。


鷲野宏
鷲野宏 (都市楽師プロジェクト主宰)
アートディレクター/デザイナー。 芝浦工業大学卒 (曽根幸一・環境設計研究室 )。代議士秘書を経て、2007年鷲野宏デザイン事務所を設立。グラフィックデザインやアートプロジェクトの分野等で活動。主宰する「都市楽師プロジェクト」では、音や音楽を刺激として建築や都市の「その場らしさ」を共有していくプログラムを実践している。










<乗下船>日本橋船着場

東京メトロ半蔵門線・銀座線「三越前」駅B6出口徒歩1分
東京メトロ東西線・銀座線・都営浅草線「日本橋」駅B12出口徒歩3分 
「日本橋」南東の橋詰「滝の広場」(野村證券様手前・交番脇)にあります。
(※受付は、各便出航15分前から5分前まででおこないます。)


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 ※お申込みフォームは別窓で開きます。


<ご注意いただきたいことの概要>
・雨天・荒天時の中止判断は、開催日前日に主催者が行い通知します。
・中止判断は開催日前日夕方にウェブに掲載するとともにメールにてご連絡します。
・音の響きや都市環境を味わうために使用船舶には屋根がありません。※1
・乗船中の写真撮影はできます。乗船中の動画の撮影はできません。※2
・就学前のお子様のご同伴はご遠慮ください。(なお、お子様も参加費は同一です。)

※1:運行コースの上部には高速道路があり、雨の影響は少ないですが、少雨決行の場合はカッパをご用意ください。/ ※2:録画・録音は事前にご相談ください。なお、YouTubeへの投稿は禁止します。(主催者は写真撮影・動画撮影・録音等の記録を行います。)





 「名橋たちの音を聴く」のフライヤーです。画像をクリックするとPDFで開きます。
裏面(PDF/1589KB) 裏面(PDF/643KB)

徳川家康が江戸に入城した1590年に、フランスの修道士によって発明されたとされる古楽器セルパン。この動画は、19世紀チューバの発明により忘れ去られた蛇の形をした古楽器・セルパンと声楽の組み合わせでおこなったときの「名橋たちの音を聴く」の様子です。1590年は日本橋川の原型となった「道三堀」が掘削された年でもあります。ヨーロッパはルネサンスの最終の時季であり、バロックの萌芽の時季にあたり、日本橋の街にあふれる意匠のモデルと重なります。(映像は朝日新聞社のものです。/2012年09月08日実施)※今回とはルートが異なります。

都市の躍動に耳を傾ける時間。(都市楽師プロジェクト「名橋たちの音を聴く」日本橋篇2014)http://toshigakushi.com

Posted by 鷲野 宏 on 2015年4月26日




               


<企画概要>
日程:2015年5月2日(土)
会場:日本橋川 (日本橋船着場乗下船・航路:日本橋上流側〜江戸橋下流側)
主催:都市楽師プロジェクト 共催:名橋「日本橋」保存会 
制作協力:Da Nemo 協力:三井不動産株式会社 協賛:株式会社ジール(船舶所有者)
企画制作:都市楽師プロジェクト(企画制作・ディレクション:鷲野宏 / 制作協力:鳥越けい子 辻康介)
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