「名橋たちの音を聴く」神田川篇Vol.5
4声で奏でるイタリア・ルネサンスの響きの向こうに都市が奏でる音の風景を聴きながら、人工の渓谷を渡る聖橋の未来的なアーチを臨み、橋の上を飛び交う鉄道に都市交通網の発展を見上げ、今はなき煉瓦造りの「万世橋駅」に思いを馳せる。神田川をゆく船上から、音をきっかけにまちを味わう非日常の「船上の音遊び」。

2016年4月29日(金・祝)
 第一便 14:00-15:00 ※満席御礼
 第二便 15:30-16:30 ※残席僅少
 第三便 17:00-18:00 ※残席余裕あり 

音楽家と解説者:
セステッセト・ヴォカーレ
 ・辻康介(バリトン)
 ・森有美子(ソプラノ)
 ・中村康紀(テノール)
 ・阿部大輔(バス)
鳥越けい子(音遊び解説/青山学院大学教授)
鷲野宏(まちの解説/都市楽師プロジェクト主宰)

会場: 神田川を漂う船の上 
     (和泉橋〜聖橋を運行予定)
乗下船場所:和泉橋防災船着場
定員:各便 30名(お申込み先着順)
参加費:4,000円 ※雨天・荒天中止(前日判断)






SESTETTOVOCALE

セステット・ヴォカーレ (声楽アンサンブル)

イタリア・ルネサンス音楽の中心的なジャンルであった「マドリガーレ」を専門に歌う声楽アンサンブル。2015年から活動を開始。「テーブル囲んでマドリガーレ」などのコンサートシリーズを展開。辻康介主宰。今回は、森有美子(ソプラノ)・辻康介(バリトン)・中村康紀(テノール)・阿部大輔(バス)の構成で参加。
森有美子

森有美子 (ソプラノ)

東京音楽大学声楽演奏家コース卒業。ロータリー財団国際親善奨学生としてイタリア・ローマへ留学。東京藝術大学大学院古楽科バロック声楽専攻修士課程修了。様々な宗教曲等のソリストを務めるかたわら、日本ヘンデル協会主催のバロックオペラなどにも出演。
辻康介

辻康介 (バリトン)

1600年頃のイタリア音楽を中心に様々なジャンルの音楽を歌い、イタリア語歌を独自訳の日本語でも歌う。主宰する三つのユニット「ビスメロVisMelodica」「ネーモー・コンチェルタートnemo concertato」「南蛮ムジカ」での活動を中心に、「ジョングルール・ボン・ミュジシャン」などで歌う。「辻康介の体感音楽史:中世の移動ド」講座には数多くの受講生が集まっている。声楽を牧野正人、クラウディオ・カヴィーナらに師事。国際ロータリー財団奨学金でイタリアに留学、声楽の他にも古楽の理論的基礎を学んだ。国立音楽大学楽理科卒。
中村康紀

中村康紀 (テノール)

高校卒業時よりアンサンブルに傾倒、埼玉大学教育学部小学校教員養成課程音楽専修卒業、その後声楽の勉強を始める。東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。 演奏の傍ら、イタリア詩の翻訳作業、オペラのリブレットの対訳等も行う。モンテヴェルディ倶楽部メンバー_、Concerto Sotto l'Albero(木陰の楽団)主宰。
阿部大輔

阿部大輔 (バス/尺八奏者)

尺八では古典本曲や現代音楽を主に、声楽ではドイツ、イタリアのバロック時代の宗教音楽を中心に演奏している。邦楽グループ「むつのを」、邦楽創造集団「オーラJ」、尺八バンド「背に雨」、ヨハン・セバスチャン・カンマコーア・ヨコハマ、Vocal Consort Tokyo、EX NOVO室内合唱団等に参加。NHK邦楽技能者育成会第51期卒業。

鳥越けい子

鳥越けい子 (青山学院大学教授・芸術文化学博士)

日本各地の音文化の調査研究をおこないつつ、「サウンドスケープ(音の風景)」から「形あるもの・見えるモノを超えた環境」をテーマに、生活文化の継承や伝統文化の新たな活用を視座に入れたまちづくり、環境をめぐるデザインから保全に至る各種のプロジェクト、都市をフィールドにしたワークショップを展開している。専門は、音の環境文化学、環境美学、音・音楽とまちづくり。聖心女子大学教授を経て、現在、青山学院大学総合文化政策学部教授。

鷲野宏

鷲野宏 (都市楽師プロジェクト主宰)

アートディレクター/デザイナー。 芝浦工業大学卒 (曽根幸一・環境設計研究室 )。代議士秘書を経て、2007年鷲野宏デザイン事務所を設立。グラフィックデザインやアートプロジェクトを中心に活動。主宰する「都市楽師プロジェクト」では、音や音楽を刺激として建築や都市の「その場らしさ」を共有していくプログラムを実践している。日本サウンドスケープ協会理事。












<乗下船>和泉橋防災船着場

JR「秋葉原」駅中央改札出口徒歩3分
日比谷線「秋葉原」駅5番出口徒歩1分
新宿線「岩本町」駅A3出口徒歩4分 
「和泉橋」北西側にあります。
(※受付は、各便出航15分前から5分前まででおこないます。)


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  ※お申込みフォームは別窓で開きます。


<ご注意いただきたいことの概要>
・雨天時の中止の判断は開催日前日夕方に行います。
・中止判断は開催日前日夕方にウェブに掲載するとともにメールにてご連絡します。
・音の響きや都市環境を味わうために使用船舶には屋根がありません。※1
・乗船中の写真撮影はできます。ただし動画の撮影は原則できません。※2
・就学前のお子様のご同伴はご遠慮ください。(なお、お子様も参加費は同一です。)

※1:当日の天気変動で雨天・荒天の場合は事前予告なく中止となる場合があります。/ ※2:どうしても録画・録音をおこないたいという方は、事前にご相談ください。著作権上、YouTubeへの投稿は禁止します。(主催者は記録用として写真撮影・動画撮影・録音を行います。)




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<企画概要>
日程:2016年4月29日(金・祝)
会場:神田川 (和泉橋防災船着場乗下船 航路:和泉橋付近〜聖橋付近)
主催:都市楽師プロジェクト 共催:神田リバーサイドプロジェクト 協力:千代田区観光協会
制作協力:Da Nemo 協賛:株式会社ジール(船舶所有者)
企画・構成・制作・ディレクション:鷲野宏 制作協力:鳥越けい子 辻康介
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