「名橋たちの音を聴く」神田川篇Vol.8 −雅楽の伝統・篳篥の音色−
いにしえより宮廷に伝わる雅楽において主旋律を担当する管楽器・篳篥(ひちりき)。江戸城外濠を行く小船の上で、掘割に架かる名橋たちに響く篳篥の音色から、頭上を飛び交う鉄道・道路交通網の発展を見上げ、今はなき煉瓦造りの「万世橋駅」に思いを馳せる。篳篥の音色をきっかけにまちを味わう非日常の「船上の音遊び」。

2017年4月15日(土)
 第一便 13:00-14:00
 第二便 14:30-15:30
 第三便 16:00-17:00
 (※16:00便はお申し込み停止中です。)

音楽家と解説者:
中村仁美(篳篥)
Thomas Piercy (篳篥)
鳥越けい子(音遊びへの誘い/青山学院大学教授)
鷲野宏(まちの解説/都市楽師プロジェクト主宰)

会場: 神田川を漂う船の上 
     (和泉橋〜御茶の水橋を運行予定)
乗下船場所:和泉橋防災船着場
定員:各便 30名(お申込み先着順)
参加費:4,000円 ※雨天・荒天中止(前日判断)








中村仁美 (篳篥/雅楽演奏家)

東京芸術大学大学院音楽学専攻修了。在学時より雅楽全般を芝祐靖氏に学び、篳篥、楽箏、左舞を大窪永夫氏、上明彦氏などに師事。雅楽古典曲のみならず、廃絶曲の復曲や正倉院楽器の復元演奏、現代曲の演奏にも取り組む合奏グループ「伶楽舎」のメンバー。雅楽古典の演奏とともに、雅楽以外の和・洋楽器との共演や、舞踏や書とのコラボレーション、即興演奏まで幅広く演奏活動を続けている。また篳篥リサイタル「葦の風」を企画して、篳篥独奏曲やアンサンブル曲を多数委嘱初演するなど、ソロ楽器としての篳篥の魅力を開拓している。その成果はCD「ひちりき萬華鏡」(ALM)、「胡笳の声」(ALM)に収録。タングルウッド音楽祭、ウルティマ現代音楽祭、ミュージック・フロム・ジャパン音楽祭、コロムビア大学など海外公演の機会も多い。2010年松尾芸能賞新人賞を受賞。国立音楽大学、沖縄県立芸術大学非常勤講師。

Thomas Piercy (篳篥/クラリネット奏者)

ニューヨークタイムズ紙で評されるなど、その演奏が高く評価されているニューヨーク在住のクラリネット奏者。その活動は北米・南米・ヨーロッパ・アジアに及ぶ。ジュリアード音楽院、マネス音楽院、ヴァージニア・コモンウェルズ大学、シェナンドア音楽院にてクラリネット、声楽、指揮法を学んだ。オーケストラ、コンチェルト、ソロそして室内楽のフィールドで活躍し、現代音楽の演奏家としても知られる。確かな演奏技術により、既存のカテゴリーの枠を超えた幅の広い演奏活動を続け、Raoul Julia氏が出演したブロードウェイ作品やレナード・バーンスタイン氏指揮下での演奏などをおこなってきた。レコーディングに参加した『Juno Baby』CD/DVDはエミー賞を受賞している。日本の伝統楽器とのコラボレーションも多く、自ら篳篥など和楽器の演奏もおこなっている。
鳥越けい子

鳥越けい子 (青山学院大学教授・芸術文化学博士)

日本各地の音文化の調査研究をおこないつつ、「サウンドスケープ(音の風景)」から「形あるもの・見えるモノを超えた環境」をテーマに、生活文化の継承や伝統文化の新たな活用を視座に入れたまちづくり、環境をめぐるデザインから保全に至る各種のプロジェクト、都市をフィールドにしたワークショップを展開している。専門は、音の環境文化学、環境美学、音・音楽とまちづくり。聖心女子大学教授を経て、現在、青山学院大学総合文化政策学部教授。

鷲野宏

鷲野宏 (都市楽師プロジェクト主宰)

アートディレクター/デザイナー。 芝浦工業大学卒 (曽根幸一・環境設計研究室 )。代議士秘書を経て、2007年鷲野宏デザイン事務所を設立。グラフィックデザインやアートプロジェクトを中心に活動。主宰する「都市楽師プロジェクト」では、音や音楽を刺激として建築や都市の「その場らしさ」を共有していくプログラムを実践している。日本サウンドスケープ協会理事。





<乗下船>和泉橋防災船着場

JR「秋葉原」駅中央改札出口徒歩3分 / 日比谷線「秋葉原」駅5番出口徒歩1分 / 新宿線「岩本町」駅A3出口徒歩4分 
「和泉橋」北西側にあります。 (※受付は、各便出航15分前から5分前まででおこないます。)


大きな地図で見る






<ご注意いただきたいことの概要>
・雨天時の中止の判断は開催日前日夕方に行います。
・中止判断は開催日前日夕方にウェブに掲載するとともにメールにてご連絡します。
・音の響きや都市環境を味わうために使用船舶には屋根がありません。※1
・乗船中の写真撮影はできます。ただし録音・動画の撮影は原則できません。※2
・就学前のお子様のご同伴はご遠慮ください。(なお、お子様も参加費は同一です。)

※1:当日の天気変動で雨天・荒天の場合は事前予告なく中止となる場合があります。/ ※2:どうしても録画・録音をおこないたいという方は、事前にご相談ください。著作権上、YouTubeへの投稿は禁止します。(主催者は記録用として写真撮影・動画撮影・録音を行います。)





<動画による「名橋たちの音を聴く」のご紹介>


徳川家康が江戸に入城した1590年に、フランスの修道士によって発明されたとされる古楽器セルパン。この動画は、19世紀チューバの発明により忘れ去られた蛇の形をした古楽器・セルパンと声楽の組み合わせでおこなったときの「名橋たちの音を聴く」の様子です。1590年は日本橋川の原型となった「道三堀」が掘削された年でもあります。ヨーロッパはルネサンスの最終の時季であり、バロックの萌芽の時季にあたり、日本橋の街にあふれる意匠のモデルと重なります。(映像は朝日新聞社のものです。/2012年09月08日実施)

都市の躍動に耳を傾ける時間。(都市楽師プロジェクト「名橋たちの音を聴く」日本橋篇2014)http://toshigakushi.com

Posted by 鷲野 宏 on 2015年4月26日

<企画概要>
日程:2017年4月15日(土) 企画名:名橋たちの音を聴く−雅楽の伝統・篳篥の音色−
会場:神田川 (和泉橋防災船着場乗下船 航路:和泉橋付近〜お茶の水橋付近)
主催:都市楽師プロジェクト 共催:ちよだリバーサイドプロジェクト 協力:千代田区観光協会 協賛:株式会社ジール(船舶所有者)
企画・構成・制作・ディレクション:鷲野宏 制作協力:鳥越けい子
特定商取引法に基づく表示