このページでは、出演が近い順に、プロジェクトに企画や出演などで関わった主なアーティスト等をご紹介しています。


中村康紀 (テノール)

高校卒業時よりアンサンブルに傾倒、埼玉大学教育学部小学校教員養成課程音楽専修卒業、その後声楽の勉強を始める。東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。 演奏の傍ら、イタリア詩の翻訳作業、オペラのリブレットの対訳等も行う。モンテヴェルディ倶楽部メンバー_、Concerto Sotto l'Albero(木陰の楽団)主宰。

辻康介 (バリトン)

1600年頃のイタリア音楽を中心に様々なジャンルの音楽を歌い、イタリア語歌を独自訳の日本語でも歌う。主宰する三つのユニット「ビスメロVisMelodica」「ネーモー・コンチェルタートnemo concertato」「南蛮ムジカ」での活動を中心に、「ジョングルール・ボン・ミュジシャン」などで歌う。「辻康介の体感音楽史:中世の移動ド」講座には数多くの受講生が集まっている。声楽を牧野正人、クラウディオ・カヴィーナらに師事。国際ロータリー財団奨学金でイタリアに留学、声楽の他にも古楽の理論的基礎を学んだ。国立音楽大学楽理科卒。
鳥越けい子

阿部大輔 (バス/尺八奏者)

尺八では古典本曲や現代音楽を主に、声楽ではドイツ、イタリアのバロック時代の宗教音楽を中心に演奏している。邦楽グループ「むつのを」、邦楽創造集団「オーラJ」、尺八バンド「背に雨」、ヨハン・セバスチャン・カンマコーア・ヨコハマ、Vocal Consort Tokyo、EX NOVO室内合唱団等に参加。NHK邦楽技能者育成会第51期卒業。

鷲野宏

鷲野宏 (まちの話/都市楽師プロジェクト主宰)

アートディレクター/デザイナー。 芝浦工業大学卒 (曽根幸一・環境設計研究室 )。代議士秘書を経て、2007年鷲野宏デザイン事務所を設立。グラフィックデザインやアートプロジェクトを中心に活動。主宰する「都市楽師プロジェクト」では、音や音楽を刺激として建築や都市の「その場らしさ」を共有していくプログラムを実践している。日本サウンドスケープ協会理事。


笠原雅仁 (声楽家・コルネット奏者・リュート奏者)

武蔵野音楽大学声楽科にて宮本昭太氏に師事。同音楽大学を卒業後、有村祐輔氏 のもとで声楽、古典音楽理論を学ぶ。1998年に渡英。英国王立音楽 大学、大学 院古楽科にてナイジェル・ロジャース、スティーブン・ロバーツの各氏に声楽 を、ヤコブ・リンドべルイ氏にリュートを師事。その後、全額 奨学金を得てト リニティー音楽大学、大学院古楽科にてさらに研究活動を進める。コベントガー デン・ロイヤルオペラハウス・リンブリー・シアターで のオペラ「ダイドーと エネアス」のエネアス役、フランスのサレブール音楽祭での“アンサンブル・エ リマ”公演のオペラ「オルフェオ」のオルフェオ 役で好評を得るなど在学中から 活躍。2002年にコルネットを学ぶためパリ市立高等音楽院古楽科にてジャン・ テュベリ氏に師事。2006年にフラ ンス、アンブロネィ音楽祭主催のカヴァッリ のオペラ「エルコーレ・アマンテ」に首席コルネット奏者として招待される。 2007年にはモンテヴェル ディの「オルフェオ」初演400周年記念演奏会の為、コ ルネット奏者としてメキシコに招待され、現地初のオルフェオ上演に参加。フラ ンス内外の主 要なバロックオーケストラやアンサンブルなどと共演する他、 RADIO FRANCE、ORF, BBC、テレビやCDの為の録音にも参加。初期バロックのイタ リア音楽を主なレパートリーとするグループ、“アンサンブル・プリンチピ・ ヴェネツィアー ニ”を主宰するなど、国内外で古楽の演奏活動、研究、指導にあ たっている。


中村仁美 (篳篥/雅楽演奏家)

東京芸術大学大学院音楽学専攻修了。在学時より雅楽全般を芝祐靖氏に学び、篳篥、楽箏、左舞を大窪永夫氏、上明彦氏などに師事。雅楽古典曲のみならず、廃絶曲の復曲や正倉院楽器の復元演奏、現代曲の演奏にも取り組む合奏グループ「伶楽舎」のメンバー。雅楽古典の演奏とともに、雅楽以外の和・洋楽器との共演や、舞踏や書とのコラボレーション、即興演奏まで幅広く演奏活動を続けている。また篳篥リサイタル「葦の風」を企画して、篳篥独奏曲やアンサンブル曲を多数委嘱初演するなど、ソロ楽器としての篳篥の魅力を開拓している。その成果はCD「ひちりき萬華鏡」(ALM)、「胡笳の声」(ALM)に収録。タングルウッド音楽祭、ウルティマ現代音楽祭、ミュージック・フロム・ジャパン音楽祭、コロムビア大学など海外公演の機会も多い。2010年松尾芸能賞新人賞を受賞。国立音楽大学、沖縄県立芸術大学非常勤講師。


Thomas Piercy (篳篥/クラリネット奏者)

ニューヨークタイムズ紙で評されるなど、その演奏が高く評価されているニューヨーク在住のクラリネット奏者。その活動は北米・南米・ヨーロッパ・アジアに及ぶ。ジュリアード音楽院、マネス音楽院、ヴァージニア・コモンウェルズ大学、シェナンドア音楽院にてクラリネット、声楽、指揮法を学んだ。オーケストラ、コンチェルト、ソロそして室内楽のフィールドで活躍し、現代音楽の演奏家としても知られる。確かな演奏技術により、既存のカテゴリーの枠を超えた幅の広い演奏活動を続け、Raoul Julia氏が出演したブロードウェイ作品やレナード・バーンスタイン氏指揮下での演奏などをおこなってきた。レコーディングに参加した『Juno Baby』CD/DVDはエミー賞を受賞している。日本の伝統楽器とのコラボレーションも多く、自ら篳篥など和楽器の演奏もおこなっている。

鳥越けい子

鳥越けい子 (青山学院大学教授・芸術文化学博士)

日本各地の音文化の調査研究をおこないつつ、「サウンドスケープ(音の風景)」から「形あるもの・見えるモノを超えた環境」をテーマに、生活文化の継承や伝統文化の新たな活用を視座に入れたまちづくり、環境をめぐるデザインから保全に至る各種のプロジェクト、都市をフィールドにしたワークショップを展開している。専門は、音の環境文化学、環境美学、音・音楽とまちづくり。聖心女子大学教授を経て、現在、青山学院大学総合文化政策学部教授。


武久源造 (鍵盤奏者)

1957年生まれ。84年東京藝術大学大学院音楽研究科修了。チェンバロ、ピアノ、オルガンを中心に各種鍵盤楽器を駆使して中世から現代まで幅広 いジャン ルにわたり様々なレパートリーを持つ。特にブクステフーデ、バッハなどのドイツ鍵盤作品では、その独特で的確な解釈に内外から支持が寄せられている。また、作曲、編曲作品を発表し好評を得ている。音楽的解釈とともに、楽器製作の過程についても造詣が深く、楽器の構造的特色を最大限に引き出す演奏 が、楽器製作家たちからも高く評価されている。「国際チェンバロ製作家コンテスト」(アメリカ・アトランタ)、「古楽コンクール」(山梨)ほか多 数のコンクールに審査員として招かれる。2005年よりシンフォニーのピアノ連弾版に取り組み多方面から注目を集めている。12年、13年とラ モーの日本初演オペラにて音楽監督を務めた。また、ここ数年、ドイツ、リトアニア、アイスランド等の各国で、オルガン、チェンバロなどを駆使し て、即興演奏を含む多彩なレパートリーによってコンサートを行い、注目を集めている。13年1月NHK第2ラジオ「源造さんが弾き語る鍵盤楽器の 歴史(全4回)」に出演。現在国立音楽大学客員講師。
武久源造公式webサイト


山口眞里子 (鍵盤奏者)
 
フェリス女学院大学および同大学院音楽研究科オルガン専攻修了。ヴァイオリンを故・鷲見康郎氏に、オルガン、チェンバロ、バロック・ヴァイオリ ン、アンサンブルを武久源造、桐山建志両氏に師事。ペダル・チェンバロとジルバーマン・フォルテピアノ、手ふいご式ルネサンスタイプ・オルガンと ヴァイオリンでの録音など世界初の試みの他、バッハ《マタイ受難曲》、ラモーのオペラ《レ・パラダン》などに参加。第35回オルガニスト協会新人 演奏会出演。日本福音ルーテル大森教会オルガニストを経て、現在東洋英和女学院小学部オルガニスト。

内田学 (作曲家)
 
クリエイティヴ・ディレクター/枯山水サラウンディング代表。元YMOの細野晴臣のレコーディング・アシスタント等を経て、1996年 に”WhySheep?”名義でファースト・アルバムをリリース。メディア等で紹介され大きな反響を呼ぶ。国内外での作品発表や公演を精力的にこ なす一方、数々のリミックスや角川映画等のサントラの制作、プロデュース等を手がける。自らの活動のかたわら2007年に「枯山水サラウンディン グ」を立ち上げ、クリエイティヴ・ディレクターを務める。

吉仲淳 (作曲家)
 
国立音楽大学卒業後、Longy School of Music (MA. USA) California Instituteof The Arts (CA. USA)にて、音楽教育学、作曲(特にダンスのための音楽制作)の研鑽を積む。帰国後、作曲家として国内外でダンスなどの音楽作品を発表するとともに、芸 能プロダクションでのタレント養成をはじめ、幼稚園から大学までの様々な教育現場において実践を重ねる。2012年〜2013年Simon FraserUniversityに客員研究員として招聘され、Sound Educationの研究を行った。現在、青山学院大学教育人間科学部准教授。

兼古勝史 (サウンドスケープ研究者)
 
千葉大学大学院教育学研究科修了。高校音楽教師、サウンドスケープ研究機構研究員として、練馬区「人・まち・音90」「しずけさ10選」など音の 環境教育、音からのまちづくり・地域研究などに携わる。衛星ラジオ放送St.GIGAディレクター、CSテレビ放送「旅チャンネル」プロデュー サーとして音の風景をテーマにした番組作りや「残したい日本の音風景100選」などの番組・ビデオ制作を手がけた後、BSラジオ放送局 WINJ 放送事業部長を経て現在、武蔵大学・立教大学・目白大学・放送大学・共栄大学非常勤講師。
森有美子

森有美子 (ソプラノ)

東京音楽大学声楽演奏家コース卒業。ロータリー財団国際親善奨学生としてイタリア・ローマへ留学。東京藝術大学大学院古楽科バロック声楽専攻修士課程修了。様々な宗教曲等のソリストを務めるかたわら、日本ヘンデル協会主催のバロックオペラなどにも出演。
福島康晴

福島康晴 (テノール)

東京音楽大学大学院作曲科修了。2006年よりイタリア・ミラノ市立音楽院において「ルネッサンスのポリフォ ニー」をD.フラテッリ氏の下で学ぶ。声楽をB・M.カゾーニ、V.マンノの各氏に師事。2009年にミケランジェロ・グランチーニ (1605-60)の論文とコンサートにより、最高点・褒賞付きで卒業する。2012年に帰国し、自らエクス・ ノーヴォ室内合唱団を組織し指揮活動も精力的に行っている。

近藤治夫 (古楽器奏者)
 
古楽バグパイプ演奏家・製作家。古楽器演奏家。ヨーロッパ中世民衆音楽の担い手である「放浪楽師=ジョングルール」に着目し、その社会的位置や演奏したであろう音楽について探究。1998年「ジョングルール・ボン・ミュジシャン」を結成、中世の放浪楽師の音楽・精神を現代にどう甦らせるかをテーマに、ライブハウス、ストリート等での演奏活動を展開。2002年、本邦初のバグパイプ工房「Atelier de la Cornemuse」を開設、演奏と並行して古楽バグパイプの製作も行なっている。
阿部大輔

川嶋信子 (薩摩琵琶奏者)

桐朋学園大学短期大学部芸術科(現・桐朋学園芸術短期大学)卒。役者として数多くの舞台に出演し、CMなどでも活躍。 その後琵琶と出会い、薩摩琵琶を鶴田流・岩佐鶴丈に師事。琵琶の新たな可能性を追求しようと、琵琶二人語り(谷中琵琶Style)や 琵琶と講談の会(bi-dan)などを自ら企画。更に平家ゆかりの地での演奏や無声映画の楽師として弁士と共演など、 その活動は多岐に渡る。風情ある谷根千界隈を拠点とし、琵琶の音が自然に聞こえてくる風景を目指す。 毎月開講している1日体験教室「まなびわ」は琵琶を楽しく学べる、と好評を得ている。


品川聖 (ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者)

桐朋学園大学古楽器科を1999年卒業後、同年ブリュッセル王立音楽院に留学。 2003年ディプロマを取得し首席で卒業。ヴィーラント・クイケン 氏ほかに師事。留学中の2001年、安曇野でのソロ・デビュー以来、各地でコンサート活動を展開。主としてヴィオラ・ダ・ガンバのソリストとして 活躍。2006年より「J.S.バッハ:ガンバソナタ全曲」のコンサートを毎年開催している。これまでに3枚のソロCDをリリース。東京古典楽器 センター講師、日本ベルギー学会会員。


山本徹 (チェロ)

茨城県日立市出身。ひたちジュニア弦楽合奏団にてチェロを始める。東京藝術大 学、同大学院古楽専攻、チューリヒ芸術大学修了。チェロを土肥敬、河 野文 昭、北本秀樹、鈴木秀美、ルール=ディールティーンスの各氏に師事。また東京 藝術大学バッハカンタータクラブにて小林道夫氏の指導のもと研鑽 を積む。 2006年第20回国際古楽コンクール<山梨>第2位、2008年第16回ライプツィヒ国 際バッハ・コンクール第2位。2011年ブルー ジュ国際古楽コンクール審査員賞、 及びファン・ヴァッセナール国際コンクール優勝。2010年度文化庁新進芸術家海 外研修員、2011年度ローム ミュージックファンデーション奨学生。バッハ・コ レギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ等国内外のオリジナル楽 器オーケストラのメ ンバーとして定期公演・録音・海外ツアーに多数参加。

立岩潤三 (打楽器)
ドラムを坂田稔に、ダルブカをSusu Pampanin(S.F./USA)/Serdar BAGTIR(Istanbul/Turkey)に、タブラ・バヤを吉見征樹/Prafulla Athalye(MUNBAI/INIDIA)に師事。 Glen Velez(N.Y./USA)からフレ−ムドラムのプライベ−トレッスンを受ける。Rock/Popsにとどまらず、インド/アラブ/イラン古典音楽、 各種ダンスとのコラボレーション等で日本に限らずU.S.A.やヨ−ロッパ各国、U.K、トルコ、香港、韓国等でボ−ダ−レスな演奏活動を展開中。最近で は菊地成孔(Sax)、朝崎郁恵(奄美シマ唄)のサポートなども行う。


中村文栄 (鍵盤奏者)

鍵盤楽器奏者。上野学園大学音楽学部器楽科オルガン専門卒業。オルガンを小林英之、チェンバロ、通奏低音奏法を渡邊順生、戸崎廣 乃、上尾直毅、辰巳美納子の各氏に師事。Z.サットマリー氏やJ-P.ルゲ氏等の国外オルガンマスタークラスに参加しながら研鑽を積み、各地でオルガン、 チェンバロの独奏や通奏低音奏者として活動する。「cache-cache」メンバー。現在、上野学園大学助教。


太田光子 (リコーダー奏者)

上野学園大学卒。ミラノ市立音楽院をディプロマを得て卒業。第16回国際古楽コンクール<山梨>第1位。現在各地で活発なコンサート活動を行う。G.ボッセの指揮のもと神戸市室内合奏団、名古屋フィルハーモニー交響楽団に客演、H.リリング指揮シュトゥットガルト・バッハ・コレギウムに参加。イタリアの“Arcomelo”にソリストとして参加、表現力と高度なテクニックにおいて高い評価を得ている。ソロ・リサイタル「リコーダーの飛翔」は音楽の友誌「35人の音楽評論家・音楽記者が選んだコンサートベストテン」にノミネート。CDに「イタリアへの夢」(レコード芸術誌特選盤)、「イタリアへの夢II」(レコード芸術誌特選盤、第49回レコード・アカデミー賞ノミネート)等がある。上野学園大学講師。


橋本晋哉 (セルパン・チューバ奏者)
 
フランス国立パリ高等音楽院(CNSM)テューバ科、同音楽院第3課程器楽科(テューバ科)、第3課程室内楽科を修了。在仏中は主に現代音楽を中心として活動。帰国後、サントリー音楽財団サマーフェスティバル2008及び2010、コンポージアム2009などの音楽祭、東京オペラシティリサイタルシリーズ「B→C」、NHK-FM「名曲リサイタル」にソリストとして出演。他方古楽器のセルパンやクラシカル・バス・トロンボーンを用いて古楽の分野でも活動。2002年アヴァン・センヌ(フランス)において審査員全員一致で第1位受賞。同年第5回現代音楽演奏コンクール(日本現代音楽協会主催)第2位。2003年ガウデアムス国際現代音楽演奏コンクール(オランダ)特別賞(即興)受賞。2012年度より洗足学園音楽大学非常勤講師。


永森昭紀 (名橋「日本橋」保存会事務局長)
 
1961年日本橋三越本店入社以来、一貫して日本橋にて勤務。現在、名橋「日本橋」保存会の理事・事務局長として日本橋のまちづくりを推進役として活躍。名橋「日本橋」保存会は、日本橋と交差する高架高速道路を地下に移設する等の方法により、日本橋をよみがえらせるための活動を行っている団体で、清掃イベント「日本橋橋洗い」、日本橋川の浄化、全国子ども橋サミット、日本橋まつりの開催など多彩な活動を主催・共催している。現在、日本橋川では15センチものハゼが釣れる。(写真)

岩附智之 (打楽器奏者)
 
国立音楽大学にて打楽器を学ぶ。卒業時に矢田部賞受賞。第72 回読売新聞社主催新人演奏会、第20 回日本打楽器協会新人演奏会に出演。創造的な打楽器表現の可能性を追究すべく、創作楽器や自作曲にも積極的に取り組む。 NPO 法人「バンブーオーケストラ」を経て、2008 年、創作竹楽器による「東京楽竹団」設立に参加。アメリカツアー、愛・ 地球博、平城京遷都祭など、国内外で演奏、ワークショップを行う。 洗足学園音楽大学附属打楽器研究所研究員。

安田登 (能楽師)

能楽師、下掛宝生流ワキ方能楽師であり、日本ではまだ数少ない米国Rolf Institute公認ロルファーの一人。大学時代に中国古代哲学を学び、20代前半に漢和辞典の執筆に携わる。能楽師として、東京を中心に舞台を勤めるほか、年に数度の海外公演も行い、また国内外の学校や市民講座、様々な学会などで能や能の身体技法得をテーマとしたワークショップを開いている。能のメソッドを使った朗読・群読の公演や指導も行い、東京、東江寺で論語と謡曲を中心とした寺子屋「遊学塾」を開催。出張寺子屋も行っている。著書に『ワキから見る能世界』NHK出版、『能に学ぶ身体技法』ベースボールマガジン社、最新刊に春秋社刊の『中国の古代文字から―身体感覚で「論語」を読みなおす。』など著書多数


槻宅聡 (笛方) 
能楽森田流笛方。社団法人能楽協会会員。1961年、島根県松江市にて出生。島根県立松江南高等学校卒業。1993年、国立能楽堂第2期研修修了。故・寺井啓之(重要無形文化財総合指定)、中谷明(重要無形文化財総合指定)に師事。東京を中心に国内外の公演に出演する一方、2004年より松江市でワークショップ「能を知る集い」を開催し、多角的に能を紹介する試みを続けている。 1996年1月、「翁(おきな)」を初演。2003年12月、「道成寺(どうじょうじ)」を初演。

名倉亜矢子(歌、ゴシックハープ他)

ニューイングランド音楽院(米・ボストン)声楽科を演奏優等賞を得て卒業。中世〜古典派の作品を中心に演奏活動を展開中。バッハ、ヘンデル、ハイドン、 モーツアルトなどの作品のソリストをつとめるほか、アンサンブルのメンバーとして多くの古楽団体に参加。リュートの金子浩氏とCD「やすらぎの歌」をリ リース、レコード芸術誌上で谷戸基岩氏の「プライベートベスト5」に選出された。

上田美佐子(中世フィドル他)

武蔵野音楽大学器楽学科(ヴィオラ科)修了。磯良男、ウルリッヒ・コッホ各氏に師事。バロックを若松夏美、寺神戸亮、Stefano Montanari各氏に師事。「MOG」、「オーケストラ・シンポシオン」、「アンサンブル・雲水」、「アントルメ」、「ジョングルール・ボン・ミュジ シャン」のメンバー。ヴァイオリン、ヴィオラ、中世フィドル奏者として活動中。

寺村朋子(イタリアンヴァージナル)

東京芸術大学チェンバロ科卒業。同大学大学院修士課程修了。 チェンバロと通奏低音を、山田貢、鈴木雅明の両氏に師事。第7回古楽コンクール・チェンバロ部門第2位入賞。イタリア、オーストリー、ベルギーなど国内外のアカデミーに参加し研鑽を積む。NHK「FMリサイタル」出演、その他多くの団体と様々な演奏活動を行う。トリム楽譜出版より1999年「フルート・バロックソナタ集」、2002年「J.S.バッハ作品集」(2009年再版)を編曲、出版。2010年ワオンレコードよりチェンバロ・ソロCD「お気に召すままCapriccio」(レコード芸術準推薦)をリリース。



Aura
Aura(女声アカペラ・アンサンブル)
女声5声によるクラシック・ア・カペラ・グループ。レパートリーはクラシック楽曲を新たに編曲したものが中心。“声”だけで織りなす、みずみずしくかつ優美な表現は、CM・TVなどにも採用される今最も注目のグループ。
アンサンブル雲水
アンサンブル雲水(古楽アンサンブル 中川つよし・上田美佐子・坪田一子・渡辺玲子)
北区の銭湯「殿上湯」での演奏会シリーズ「殿上の音楽/古楽in銭湯」などユニークな活動を続け「過去の音楽に命を吹き込むこと」を信条とする4人の古楽奏者。
岩附智之(打楽器)
岩附智之(打楽器)
国立音楽大卒。洗足学園大学付属打楽器研究所研究員。NPO「バンブーオーケストラ」を経て創作竹楽器「東京楽竹団」に参加するなど、積極的に活動を繰り広げている。

 

NHK交響楽団メンバーによる弦楽アンサンブル
N響メンバー 北白井篤、降幡貴雄、宇根京子(1stヴァイオリン) 俣野兼仁、丹羽洋輔(2ndヴァイオリン) 坂口弦太郎(ヴィオラ) 桑田歩(チェロ) 西山真二(コントラバス)による弦楽アンサンブル。



 
海老澤洋三(チェロ)
東京藝術大学器楽科別科修了。アジアフィルハーモニー管弦楽団韓国公演、ジュニアフィルハーモニー管弦楽団北京公演など海外の演奏会に参加。現在は室内楽にも積極的に取り組んでいる。


HRJスペシャル・ハンドベル・クワイア

HRJスペシャル・ハンドベル・クワイア
日本ハンドベル連盟が、「年の瀬・都市楽師」のために特別編成したハンドベルチーム。連盟は1976年の発足以来、ハンドベル音楽の普及のための講習会や演奏会を開催している。


 
金子浩(リュート)
桐朋学園大学古楽器科卒業。オランダのデン・ハーグ王立音楽院に留学し、ソリスト・ディプロマを得て卒業。在学中より、オランダを中心にソロ・コンサートを行う他、コンバティメント・コンソート・アムステルダムに通奏低音奏者として参加。国内では、NHK・FMリサイタル、名曲リサイタルへの出演やバッハ・コレギウム・ジャパンの演奏会やレコーディング、コンバティメント・コンソートやゲバントハウス管弦楽団の日本公演ツアーなどに参加。演奏会、放送、レコーディングなど幅広い活動を行っている。


カプリオル
アーリーダンスグループ“カプリオル”
ルネサンス・バロック時代のダンスデモンストレーショングループとして、1994年から活動。古典舞踊研究家・服部雅好を中心にヨーロッパの16世紀〜17世紀をテーマに、作品を毎年発表している。

川嶋信子(薩摩琵琶 / 鶴田流)
薩摩琵琶を鶴田流岩佐鶴丈に師事。神社仏閣や平家ゆかりの地での演奏。「台湾INフェスティバル」では日本文化としての琵琶の音色を披露。拠点としている谷中・根津・千駄木で「谷中琵琶Style」を企画、歴史的建造物などを会場にした演奏会をプロデュース。“琵琶二人語り”という新たな表現とともに注目を集める。



 

川田知子(ヴァイオリン)
1991年、東京藝術大学を首席で卒業。同年、第5回シュポア国際コンクールにて優勝。NHK交響楽団との共演のほか、バルセロナ市立管弦楽団、サンクトペテルブルグ交響楽団、モスクワ・フィルハーモニー交響楽団などの日本公演にソリストとして参加し高評を博している。



木田智之・直子
木田智之・直子(ハープ&歌)
スコットランドでケルトの代表古楽器クラルサッハの伝統奏法を学んだ木田智之と、スコティッシュソングの普及活動など展開する木田直子のデュオ。
熊本比呂志
熊本比呂志(打楽器)
国立音楽大学卒。西洋音楽、ポップス、ロック、民族音楽など、幅広い基盤を軸にマルチパーカッショニストとして活動。その演奏はジャンルを超えて評価されている。
近藤治夫・オオノシンヤ
近藤治夫・オオノシンヤ(バグパイプ)
中世・ルネサンス音楽を主なレパートリーとする。本邦初のバグパイプ工房Atelier de la cornemuse工房主(近藤)でもある。
佐藤亜紀子(リュート)
古楽の名門ケルン国立音楽大学、スイスのバーゼル・スコラ・カントールムで学び帰国後はソロのみならずアンサンブルでもひっぱりだこのリュート奏者。

 
里達三(アコーディオン)
アコーディオン奏者であった父親の影響で、フランスのミュゼット音楽に興味を抱き、ボタン式ミュゼットアコーディオンの奏者に。都市楽師プロジェクトでは、アコーディオンの音色にのって、歴史ある建造物を眺めながら日本橋川の水上を行く、非日常の体験を提供し好評を博す。

尺八三重奏団
尺八三重奏団
田野村聡・川村葵山・阿部大輔により2006年に結成。日本の古典音楽から童謡、クラシック、ポップス、メンバー作のオリジナル曲まで、幅広いレパートリーを持つ。
ジョングルール・ボン・ミュジシャン
ジョングルール・ボン・ミュジシャン(中世放浪楽師)
中世ヨーロッパの国々を、音楽を演奏しながら旅していた放浪楽師をモチーフに、バグパイプ、フィドル、ハーディ・ガーディなどの様々な古楽器を駆使して、中世・ルネサンスの歌曲・器楽曲を演奏するアンサンブル。
聖バレンタイン・ブラス・アンサンブル
聖バレンタイン・ブラス・アンサンブル
1979年結成のアマチュアブラス界トップレベルアンサンブル。様々なシチュエーションでの編成に対応可能のまさに現代の都市楽師。
ザ・ブリューゲル・バンド
ザ・ブリューゲル・バンド(バグパイプアンサンブル 近藤治夫・上尾直毅・山根篤・山根京子)
ブリューゲルの絵画をモデルに製作されたバグパイプとパーカッションのアンサンブル。
高子由佳
高子由佳(クラリネット)
東京藝術大学を首席で卒業。学内において、安宅賞、NTT docomo賞を受賞。DAADドイツ学術交流会奨学生、のちに文化庁芸術家在外研修員としてドイツDetmold音楽大学へ留学。数々の国際コンクールでタイトルを獲得し、ドイツ国家ソリスト資格を最優秀の成績で取得。

 
中野振一郎(チェンバロ)
桐朋学園音楽学部演奏学科卒。1991年にフランスの「ヴェルサイユ古楽フェスティバル」で「世界の9人のチェンバリスト」に選ばれたほか、「大阪文化祭金賞」「関西芸術大賞・シルバー賞」「村松賞」「文化庁芸術祭新人賞」をはじめ数々の賞に輝き、日本を代表するチェンバリストとしての地位を確固たるものにしている。


三宅まどか
三宅まどか(マリンバ)
パーカッションユニットTuk−Pak、パーカッショングループ「PHONIX」メンバー
「ケチャ」レコーディングに参加。
「ラ・トロンバの会」主宰 神代修
ラ・トロンバの会(古楽器・ナチュラルトランペット/神代修主宰)
世界的トランペット奏者として活躍する傍ら、時代楽器の研究にも取り組む神代修が、2008年12月の「年の瀬・都市楽師」では、主宰するラ・トロンバの会を率いてナチュラルトランペットで17世紀のサウンドを再現した。