「名橋たちの音を聴く」神田川篇Vol.10 −グレゴリオ聖歌の500年−
中世より絶えること無く歌い継がれてきたグレゴリオ聖歌。その歌唱法のルネサンスに至る500年の変遷をたどる舟旅。江戸城の外濠を行く小船の上で、橋ごとに異なる響きの中に、歌われたはずの空間を聴き、頭上を飛び交う鉄道・道路交通網の発展を見上げ、今はなき煉瓦造りの「万世橋駅」に思いを馳せる。音をきっかけにまちを味わう非日常の「船上の音遊び」。

2017年5月27日(土)
 第一便 13:00-14:00
 第二便 14:30-15:30
 第三便 16:00-17:00


音楽家と解説者:
セステット・ヴォカーレ
 中村康紀 (テノール)
 辻康介(バリトン)
 阿部大輔(バス)
鷲野宏(まちの解説)

会場: 神田川を漂う船の上 
     (和泉橋〜御茶の水橋を運行予定)
乗下船場所:和泉橋防災船着場
定員:各便 30名(お申込み先着順)
参加費:4,000円
※雨天・荒天中止(前日判断)







中村康紀 (テノール)

高校卒業時よりアンサンブルに傾倒、埼玉大学教育学部小学校教員養成課程音楽専修卒業、その後声楽の勉強を始める。東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。 演奏の傍ら、イタリア詩の翻訳作業、オペラのリブレットの対訳等も行う。モンテヴェルディ倶楽部メンバー_、Concerto Sotto l'Albero(木陰の楽団)主宰。

辻康介 (バリトン)

1600年頃のイタリア音楽を中心に様々なジャンルの音楽を歌い、イタリア語歌を独自訳の日本語でも歌う。主宰する三つのユニット「ビスメロVisMelodica」「ネーモー・コンチェルタートnemo concertato」「南蛮ムジカ」での活動を中心に、「ジョングルール・ボン・ミュジシャン」などで歌う。「辻康介の体感音楽史:中世の移動ド」講座には数多くの受講生が集まっている。声楽を牧野正人、クラウディオ・カヴィーナらに師事。国際ロータリー財団奨学金でイタリアに留学、声楽の他にも古楽の理論的基礎を学んだ。国立音楽大学楽理科卒。
鳥越けい子

阿部大輔 (バス/尺八奏者)

尺八では古典本曲や現代音楽を主に、声楽ではドイツ、イタリアのバロック時代の宗教音楽を中心に演奏している。邦楽グループ「むつのを」、邦楽創造集団「オーラJ」、尺八バンド「背に雨」、ヨハン・セバスチャン・カンマコーア・ヨコハマ、Vocal Consort Tokyo、EX NOVO室内合唱団等に参加。NHK邦楽技能者育成会第51期卒業。

鷲野宏

鷲野宏 (まちの話/都市楽師プロジェクト主宰)

アートディレクター/デザイナー。 芝浦工業大学卒 (曽根幸一・環境設計研究室 )。代議士秘書を経て、2007年鷲野宏デザイン事務所を設立。グラフィックデザインやアートプロジェクトを中心に活動。主宰する「都市楽師プロジェクト」では、音や音楽を刺激として建築や都市の「その場らしさ」を共有していくプログラムを実践している。日本サウンドスケープ協会理事。







<乗下船>和泉橋防災船着場

JR「秋葉原」駅中央改札出口徒歩3分 / 日比谷線「秋葉原」駅5番出口徒歩1分 / 新宿線「岩本町」駅A3出口徒歩4分 
「和泉橋」北西側にあります。 (※受付は、各便出航15分前から5分前まででおこないます。)


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<動画による「名橋たちの音を聴く」のご紹介>


徳川家康が江戸に入城した1590年に、フランスの修道士によって発明されたとされる古楽器セルパン。この動画は、19世紀チューバの発明により忘れ去られた蛇の形をした古楽器・セルパンと声楽の組み合わせでおこなったときの「名橋たちの音を聴く」の様子です。1590年は日本橋川の原型となった「道三堀」が掘削された年でもあります。ヨーロッパはルネサンスの最終の時季であり、バロックの萌芽の時季にあたり、日本橋の街にあふれる意匠のモデルと重なります。(映像は朝日新聞社のものです。/2012年09月08日実施)

都市の躍動に耳を傾ける時間。(都市楽師プロジェクト「名橋たちの音を聴く」日本橋篇2014)http://toshigakushi.com

Posted by 鷲野 宏 on 2015年4月26日

<企画概要>
日程:2017年5月27日(土) 企画名:名橋たちの音を聴く−グレゴリオ聖歌の500年−
会場:神田川 (和泉橋防災船着場乗下船 航路:和泉橋付近〜お茶の水橋付近)
主催:都市楽師プロジェクト 共催:ちよだリバーサイドプロジェクト 協力:千代田区観光協会 協賛:株式会社ジール(船舶所有者)
企画・構成・制作・ディレクション:鷲野宏 制作協力:辻康介
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